True Japan Tour /通訳案内士・日本文化講師/ 定款・運営規定 / 目的 / IJCEEとの連携 / 株主総会等主要報告書 / T&IJCEEの人材育成の経緯と基本的な考え方 / TJTにおけるガイドアサインの仕組み・ルールについて / ガイドの基本規程 / 国、自治体等との地域連携事業 / true Japan SChool//インバウンドサポート事業
海外からのお客様に対する観光ツアーとしては、従来から都内、富士・箱根、京都などのバスツアーが有名である。しかし、ますます多様化する外国人観光客に応えつつ、より深い日本理解を求める外国人に対応したグレードの高いツアーづくりも必要になってきた。
日本文化体験交流塾においては、日本文化の継承・発展・創造を基本理念として、これまでも、料理・茶道・着物等の日本文化体験や、首都圏や関西の観光ガイドにおいて、外国人観光客への観光サービス事業を実施してきた。
こうした活動実績を踏まえ、これをさらに発展させていくために、日本文化体験交流塾から事業を引き継ぎ、「True Japan Tour」を計画し、「Discover Japanese Nature, Beauty & Spirit」を標語として以下の日本の自然、美、心を海外に伝えることを目的としてツアーづくりを進める。
これにより、特定非営利活動法人日本文化体験交流塾の会員である通訳ガイドや日本文化の担い手の活動の場を作っていく。
日本の国土は、山、湖、河川、海、島が点在し、四季の変化により、梅、桜、桃などの花々、新緑、湿原と池塘、高山植物、紅葉、積雪などの、多様な観光資源がある。また、この豊かな自然のなかで、米、麦、そば、野菜などの耕作物に加え、果樹や山菜、魚介類や海藻などの世界でも最も多様な食材が得られる国である。
こうした日本の豊かな自然の魅力を常に探求して、分かりやすく海外に伝えていく。
日本の美の基本は、豊かな自然に内在するものだが、さらにそこに住む人たちが育み、育ててきたものである。書院造りや数寄屋造りなどの建築、枯山水の庭園、盆栽、大名庭園など、原型は他国から伝えられたものでも、日本で独自の発展を遂げ、かつ技術として継承されてきたものが多くある。水墨画や浮世絵、障壁画などの絵画・美術作品、着物や陶芸、扇子などの生活・工芸品、華道・日本料理の隅々に、繊細で完成度の高い美意識がある。
こうした日本の美の本質を理解し、的確な表現で海外に伝えていく。
豊かな自然のなかで育まれた日本人の多神教的な世界観は、異なるものの共存を認める精神である。建築や工芸品を生み出した細部まで完成度の高い技術は、トヨタなどの機械工業、アニメなどソフト制作にも継承されている。さらに、「足るを知る」「一期一会」「武士道」などの基本にある精神は、自己の過剰な欲望の抑制と相手に対する思いやりであり、おもてなしの心ともいえる。
今日、資源の浪費による地球温暖化や、異なる宗教や異なる民族間の暴力や紛争があるなかで、日本人として継承してきた技術力、異質を許容する精神は、地球の環境や平和に寄与するものであり、日本人としの誇りを持って、海外に発信していく。