True Japan Tour /通訳案内士・日本文化講師/ 定款・運営規定 / 目的 / IJCEEとの連携 / 株主総会等主要報告書 / T&IJCEEの人材育成の経緯と基本的な考え方 / TJTにおけるガイドアサインの仕組み・ルールについて / ガイドの基本規程 / 国、自治体等との地域連携事業 / true Japan SChool//インバウンドサポート事業
通訳案内士の資格を持っていても、仕事が保障されるわけではない。通訳案内士が実践すべき数式は、以下につきます。
お客様が得る満足 ≧ お客様が支払った金額
① ガイドは、サービス業
・旅程管理の知識・資格
・表現力・気配り・楽しさなどの総合力
② 質の高い知識
・高い語学能力(観光のテクニカルターム)
・年代、地名、人名など固有名詞に頼らない
・外国人に日本を理解させる知識
③ 自らの文化への誇り
・日本、歴史、文化、国民性についての誇り
・技術、省エネルギー、リサイクル、平和などに、世界に伝える視点・理念・知恵
(半日以下の通訳ガイド)
・築地ガイド
・相撲けいこ場見学
・ホテルや空港送迎
・忍者 / 侍 / 和太鼓
(日本文化の体験講師)
・寿司づくり
・着物きつけ
・茶道
・風呂敷包み / 折り紙
これらの体験やガイドは、2時間~3時間の仕事です。ガイドや体験講師の謝金も1万円以下です。でも、こうしたガイド経験も、実際にお客様に接します。反省も残ります。
こうした短時間の仕事がガイドを育てます。
なお、体験講師には、ガイドライセンスは、不要です。
自らの適性にあった、仕事を選択しよう。
毎年、春の繁忙期に、新人ガイドにもかかわらず、1週間以上のスルーガイドの仕事を得る機会に恵まれる人がいます。しかし、その結果は、私の知る限り4勝6敗。十分な経験を積まずに、いきなり大きな仕事をやるのは、大きなリスクを伴うのです。
なお、6敗の内訳は、ロングツアーの途中でガイドの交代を求められる場合や、終了後にクレーム処理が必要な場合をいいます。
・外国人向けのツアーでは、通訳案内士と添乗員の二人を雇うより、一人で二役の方が、コストダウンになることから、旅行会社が募集するガイド業務のほとんどは、主任者証が要件になっています。
・外国人を対象とした通訳ガイドの仕事に付く前に、日本人対象のツアーで経験と実績を積んでいる方は、外国人相手の仕事でも、高いスキルを発揮します。お客様の人数確認、運転手さんとのコミュニケーション、宿泊施設への連絡、団券の取り扱いなど、添乗員の仕事は、外国人相手でも同じだからです。
2008年当時、新人通訳案内士の共通の話題は、活躍の場がないことでした。多くの新人研修では、研修の最終日、「通訳案内士は、独立した事業者です。自分で仕事を見つけなさい」と言われます。しかし、大手のエージェントで面接試験を受けようとしても、「未経験の人は、採用しない」とのことが、通常でした。資格を取っても、大半の人が一度も仕事をせずに、通訳案内士の実務をあきらめました。
そこで、2008年に設立した当交流塾の目標は、小さな仕事を取ることでした。そのため、大手エージェントがあきらめていた分野での活動を開始しました。
欧米の旅行者の95%以上は、FITという個人旅行です。この人たちのニーズは、多様化していて、本当の日本文化を知りたい、日本文化を体験したいと思う人も少なからずいました。
そこで始めたのが、1人から参加できる築地ガイドであり、寿司づくりでした。
それまでの日本文化体験には、寿司職人、通訳案内士、寿司づくりの会場の3つの要素が必要でした。当交流塾では、通訳案内士が寿司づくりを学ぶ、自宅を提供してホームビジットで行う。自宅提供を行えない人のために、理事長の自宅、又は事務局長の自宅を提供する。
また、事前に日時を決めて、実施するのでなく、お客様の要望を待って、体験をアレンジすることとしました。
また、お客様1人と、2人以上では、1人当たりの料金を変えました。つまり、グループあたり料金と、個人料金の合算による料金制度にしました。これも日本初でした。