曹洞宗は、福井県にある永平寺と、横浜市にある總持寺の2つの大本山を持つ大変貴重な宗派です。
欧米の日本文化研究のバイブルとも言われる鈴木大拙氏著の「禅と日本文化」では、
Chapter Three “Zen and the Samurai”で、上杉謙信が曹洞宗の寺院で精神を鍛えたと紹介されている。また、道元禅師は中国で、仏教の教えだけでなく、料理を作ることの大切さや、残さず全て食べることの大切さを悟って日本に帰国しました。料理を作る側の心得「典座教訓」と、食べる側の心得「赴粥飯法」の経典を作り、普及させました。
臨済宗は、相互に向かい合って座禅を組み、曹洞宗は壁に向かって座禅します。
総持寺は鶴見から徒歩10分と交通の便もよく、英語で座禅会など、開かれた禅苑として国際的な禅の根本道場として偉容を誇っています。
今回は、参禅室長様から、禅の指導とご法話を伺い、精進料理をいただく、禅の世界を学ぶ特別研修です。
日時:5月20日(金) 8時30分~13時30分
スケジュール:9時30分~11時30分 座禅と法話(途中休憩あり)
12時半~13時半 精進料理の心得と精進料理の食事
受講料:会員6,400円 非会員:8,000円 (座禅・精進料理を含みます)
受講料は、以下のカートからお買い求めいただくか、楽天銀行へお振込みください。
楽天銀行サンバ支店普通預金口座番号7039937 トクヒ)ニホンブンカタイケンコウリュウジュク
布教教化部参禅室長 花和浩明老師
交通
JR京浜東北線[鶴見駅]西口より徒歩(約5分)
京浜急行線[京急鶴見駅]より徒歩(約7分)
「集合」8時30分 時間厳守
8時半には総持寺の受付(香積台)移動します。
「座禅の注意点」
①座禅を組みやすい服装
女性の方もズボンをおすすめします。柔軟性のあるものをお持ちください。
着替え室にて着替えてから、座禅の部屋へ移動します。
(貴重品は、巾着袋に入れて座禅室まで持参します)
②座禅着のレンタル
*1,000円で座禅着がレンタル出来ます。
レンタルの座禅着は、上下1式です。(上着は剣道着のようなもの、下着は袴です)
サイズがMとLの2種類あります。標準は女性がM,、男性がLとのことです。
レンタルをご希望される方は、事務局までお申し出ください。
その際、サイズもご提示いただきますようお願いします。(5月18日まで受け付け)
③座禅は、はだしで行います。
④脚の組めない方は、椅子に座ることも出来ます。
④時計や指輪などの貴金属は、はずします。
⑤香水などの香りのものはお控えください。
「精進料理の注意」
①食物アレルギーのある方は、事務局までお申し出ください。
事前に総持寺へ連絡をいたしますので、具体的にお知らせください。
(5月18日まで受け付け)
集合8時30分
三松関
總持寺の総門。入口です。
總持寺中興(ちゅうこう)の祖といわれる石川素童(そどう)禅師(1841~1924)が揮毫(きごう)されたもので、總持寺の祖院がある能登には、みごとな龍の形をした三本の松樹があったことに由来しています