通訳案内士のためのワインレッスン　第7回「フランス・ボルドーワインについて」

 今回は、ワインを語る上で絶対に外せない、世界でトップクラスのワイン銘醸地・ボルドーについて学びます。

　ホルドーは、前回と学んだブルゴーニュがピノノワールという単一品種のぶどうで作られるのと異なり、数種類の品種をブレンドして作ります。

　それだけに、多様な味わいのあるワインが作れます。メルローを主体としたワインは、渋みが少なく、ビンテージが若いものでも飲みやすいとされています。これに対して、カベルネソービニヨンを主体ととしたワインは、渋みが強いため、一定の熟成期間が必要です。

　ボルドー地方でシャトーとは、ボルドーの邸館の周りにブドウ畑を所有し、その畑のブドウからワインを醸造し、瓶詰までを一貫して生産している造り手です。ボルドー地方では「格付」も有名ですが、メドック地区の五大シャトーなど、名立たるシャトーが格付けによりランク分けされています。

　ボルドーでは、学ぶことがたくさんありますが、今回は、初級として、まず、ボルドーの基本を学びます。　

宮本　桜子氏

IJCEE会員。英語通訳案内士。

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、日本ソムリエ協会ワイン検定ブロンズクラス認定講師資格も所有。また、田崎真也ワインスクールでのアシスタント経験や、ビギナー向けワイン講習会等での経験も豊富。

講師からのメッセージ

「ワインは好きだけど、漠然としていてよく分からない」とか、「ゲストとワインをいただく時、マナーに自信が持てない」というお話を時々聞きます。

この講座では、ワインの基礎から楽しく学びつつ、最終的には「自分で適切なワインが選べる」＆「レストランで余裕をもったふるまいができる」ことを目指します。

講義をただ聴くだけでは退屈ですよね。少人数なので、グループワークやクイズなどで皆さん一緒になって、知識を深めていきましょう。講義の中で実際にワインを飲み比べてみることはもちろん、食べ物と合わせてみたりもします。

おしゃべりして、飲んでみて、講義後には思わず誰かに話したくなるような役立つワインの知識を持ち帰ってくださいね。」