「旅行者にとってツアー終了時に印象に残っている事は、通訳ガイドが何を述べたかでなく、どう伝えたかという事だ。」(Travel Journal 2016.7.11)
通訳案内士が提供するのはモノではなく、受け取り手の主観によって大きく左右されるサービスです。そうは言っても、どんなお客様に何が求められているのか、そもそもどういうフィールドで仕事をしようとしているのか、実感が湧かない方も多いと思います。
今回IJCEEでは、旅行業のプロであるパウル・ケンプフェン氏に、通訳ガイドの全体像と現場に必要な視点について、レクチャーして頂きます。海外の旅行業事情だけでなく、日本のそれにも精通した在日外国人がレクチャーをする数少ない機会です。
スイス・クオニイ社の添乗員として、6年間に100か国以上を訪問。
1979年からクオニイ・ジャパン代表取締役を12年間勤めた後、明海大学教授として観光と世界経済、国際ビジネスなどを担当。今まで100か国以上の国々で1,500人以上の通訳ガイドの仕事ぶりを見てきた知見から、通訳ガイドの全体像と現場に必要な視点をレクチャーします。
講演は、英語で行います。しかし、資料とスクリーンに映されるパワーポイントは、日本語です。
開催日程 | 講 義 内 容 |
第1回講演 8月23日(木) 13時30分~ 15時30分
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1. 様々な大陸や国々から来た人々の異なるメンタリティー、ふるまい、要求及び日本との比較 2. 重要な情報を訪問者たちに提供することと、同時に彼らをもてなすことの間のバランスをどう上手くとるか 3. 肯定的な話題のみを語るべきなのか。人々の気持ちを傷つけずに、微妙な事柄をいかに説明するか 4. 新ガイド法が皆さんの仕事にどんなインパクトをもっているか。この点における他国での状況はどうなのか 5. 2020年東京オリンピック、熱狂から地に足がついた状況へ 6. 質疑応答 / 結論 |
第2回講演 9月1日(土) 13時30分~ 15時30分 |
1. 皆さんの顧客が皆さんのプレゼンに満足しているかどうかの見分け方。外国人訪問者は日本のローカルガイドの品質をどのように評価するのか 2. ガイドが自然に(自分のやり方で)振る舞い、他の人のまねをしない事の大切さ。外国人にとって典型的な日本の特徴と映るもの。 3. 日本在住の外国人の観光のプロから見た、日本の観光デスティネーションとしてのプラス面とマイナス面。 4. 日本以外の成功した旅行商品の例をいくつかと世界の旅行トレンドを示す 5. 質疑応答 / 結論 |
会員 2,800円、非会員 3,500円
【住所】〒105-0011
東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館
本館B109 講義室
(※東京タワーの真向かいになります)
【連絡先(事務局)】03-6432-0192
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トクヒ)ニホンブンカタイケンコウリュウジュク
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