2025年新春特別講演　ガストロノミーツーリズムとガイド

　IJCEEでは2025年1月11日（土）に新春特別講演として『ガストロノミーツーリズム』に関する講演を実施します。

　近年、食事が旅行の大きな目的の一つとなっているのは明らかです。実際にJNTOが実施した世界22市場（東・東南アジア、欧米豪、中東ほか）の国外旅行経験者を対象とした「VJ重点市場基礎調査」によると、国外旅行の主な目的として、最も多く挙げられたものは「ガストロノミー・美食」であり、当該目的での国外旅行者の市場推計規模は1.45億人としている。

　また、令和6年度版観光白書によると、2023年の日本における外国人旅行消費額の実に22.5%を飲食費が占めていました。

　このような状況において、ガイドも日本国内におけるガストロノミーツーリズムの現状や課題を知り、その中で自分の果たせる役割は何かを考える時代ではないでしょうか。

　そこで、IJCEEでは、日本ガストロノミー協会会長として『食を使った地方創生』『食を使ったコミュニティ組成』を推進している柏原光太郎氏をお迎えし、日本におけるガストロノミーツーリズムとガイドをテーマに講演を行っていただくこととなりました。

　「フーディー」が日本を再生する! ニッポン美食立国論 ――時代はガストロノミーツーリズムを昨年出版され、ガストロノミーツーリズムによる地方創生に最も見識の高い柏原氏に、インバウンドにおけるガストロノミーツーリズムの可能性や様々な問題点をお話いただきます。

　また、ガイドが、このガストロノミーツーリズムの著しい発展にどのように関わっていけるのか、ぞのために何を知っておくべきか、ご提案をいただく予定です。

　本講演を通してガイドとしての活躍の場を更に広げてみませんか。是非、2025年最初のIJCEE講演にご参加ください。

1963年生まれ。ガストロノミープロデューサー。

　慶應義塾大学経済学部卒業後、株式会社文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」等編集部を経て新規事業開発担当として「文春オンライン」「文春マルシェ」を立ち上げ、『東京いい店うまい店』編集長も務める。

　2018年「日本ガストロノミー協会」を設立し、会長就任。　　

2023年「食の熱中小学校」校長就任。食べログのフォロワー数全国3位。

　ほかに農水省「和食の官民協働プロジェクトに関する検討会」委員、「美食都市アワード」審査委員、「ラグジュアリージャパンアワード」審査員などを務める。

　2023年『ニッポン美食立国論　時代はガストロノミーツーリズム』（日刊現代）、2024年『東京いい店はやる店　バブル前夜からコロナ後まで』（新潮新書）出版。

食を使った地方創生、インバウンド誘致、都内の飲食事情に明るい。