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本動画は、2021年3月23日、44人の限定されたメンバーであるプレミア研修で実施されたものです。世界遺産として注目を集める和食を、各文化圏との対比を絡めて、体系的に分かりやすく解説していただきました。
視聴期限は2021年12月末までとし、期間中は何度でも聴講できます。
原田先生のお話は「食とは何か」「なぜ、美味しいと感じるのか」などの問いかけから始まり、あっという間に引き込まれてしまいます。まさに、和食を魅力的に伝えるためのヒント満載の講座です。
この講座を受講すれば、世界の食文化を見渡して和食を体系的に整理できますので、日本の食文化を大きな視点から語ることができるようになります。「世界における米文化と麦文化の違い、アジアのなかでの和食の特質、西洋料理がどのように和食に取り入れられたか、現在の和食とは何か、今後の和食の展望について」等々、外国のお客様からのどのような質問にも答えられる自信がつきます。
また、「精進料理、懐石料理などの和食の歴史」「古代日本での肉食否定の考え方の背景」なども含め、広く、深く、楽しく和食を学ぶためのおすすめ講座です。
日本における米と和食の特質を、その歴史的背景を考えつつ理解することが重要です
第1講:米文化と和食の成立
まず食とは何か、日本とは何か、を考えた上で、世界の食文化を見渡して、米文化と麦文化の違いを検討し、アジアのなかでの和食の特質を捉えます。また米については、縄文から弥生への社会変化にどのような役割を果たしたのかを考えるとともに、古代国家が肉食を否定したことの意義と、このことが和食の形成にどのように影響したかを学びます。さらに古代における日本食の原型を押さえた上で、神饌料理・大饗料理の特質を知り、和食の原型となる本膳料理がどのように成立したのかを考えるとともに、それが懐石料理としてどのような展開を遂げたかを検討します。
第2講:和食の展開と変容
第1講の展開をうけて、米と和食が最も広まった近世という時代の社会的特質、つまり生産力の向上、商品流通の展開、それを支えたインフラの整備という問題を押さえた上で、和食の発展を支えた三つの要因を考えます。
まず料理屋との発展と会席料理、料理本を通じた料理技術・知識の普及、調味料の大量生産という事情を具体的に検討します。そして近代の開国と西洋料理との関係のなかで、和食がどのような展開を遂げ、米の生産がどのように発達したのかにも注目します。さらに戦前・戦後における食文化の変容にも留意しつつ、現在における和食の位置と今後の展望にも論及します。
・原田信男『和食とはなにか』(角川ソフィア文庫)、原田信男『歴史のなかの米と肉』(平凡社ライブラリー)、原田信男『江戸の料理史』(中公新書)、『江戸の食生活』(岩波現代文庫)など
・森下典子『日々是好日』(新潮文庫)
【一般公開動画の視聴期限】2021年12月31日
IJCEE会員、GICSS会員:各回3,200円
富士の国やまなし通訳案内士会会員:各回3,600円
非会員:各回4,000円
※長期継続会員の給付制度を利用してお申し込みされる方は、ご購入手続き中の「メモ」欄に、「長期優待」と記載の上、「銀行振込」決済をご選択ください。お手続き後の流れにつきましては、
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1949年栃木県宇都宮市生まれ。明治大学文学部卒業。明治大学大学院博士後期課程退学、博士(史学)。
現職:国士舘大学名誉教授・京都府立大学客員教授
専攻:日本文化論・日本生活文化史
ウィーン大学日本学研究所客員教授、国際日本文化研究センター客員教授、放送大学客員教授を歴任。著書に、『和食と日本文化』(小学館)、『江戸の食生活』(岩波書店)、『江戸の料理史』(中公新書)、『コメを選んだ日本の歴史』(文春新書)、『中世の村のかたちと暮らし』(角川選書)、『義経伝説と為朝伝説』(岩波新書)など多数。『江戸の料理史』中公新書でサントリー学芸賞、『歴史のなかの米と肉』平凡社選書で小泉八雲賞受賞。
英語全国通訳案内士。 NPO日本文化体験交流塾(IJCEE)理事。茶道表千家講師(伊藤宗映)。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。日本文化体験講師。
2020年観光庁研修指導員。
外国人への茶道、着物着付け、料理、折り紙、風呂敷、和菓子作り講師として活動中。アメリカ大使館、昭和女子大学、埼玉大学の英語茶道・着物体験講師等実績多数。筑波技術研究所、東京都、埼玉県、奈良県、和歌山県等で豊富な講師経験を持つ。
日本で、最も多くの富裕層を受け入れている外資系エージェントで、FIT対応においてトップレベルの評価を得ている。
著作:ジャパニーズカルチャーⅠ、Ⅱ、Ⅲ(NPO日本文化体験交流塾)
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【一般公開動画のキャンセル料】 500円