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2021年3月8日(月) プレミア・ガイド研修のスケジュール
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時間 |
講師 |
内 容 |
1限 |
9:15~10:00 |
米原亮三 |
開校式(オリエンテーション) 全体プログラムの紹介 |
2限 |
10:10~12:00 |
米原亮三 |
受講生の自己紹介 |
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昼食休憩 |
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3限 |
13:00~14:30 |
松山大耕 |
禅宗・講義 |
4限 |
14:45~16:15 |
松山大耕 |
禅宗・質疑応答 |
5限 |
16:25~16:45 |
米原亮三 |
・自主研究課題の検討 |
本講義は、プレミア・ガイド育成プログラムとして、44人の受講者に対して、講義されたものです。しかし、松山氏の講義を是非聴講したいとの声が寄せられましたので、公開可能な講義を厳選して、本プログラム参加者以外にも公開することとしました。
→お申し込みは、ページ最下部をご確認ください。
質疑応答編の視聴開始日は、24日水曜日となります。
また、視聴期限は2021年12月末までとし、期間中は何度でも聴講できます。
ZEN。今や世界共通語となった禅はインドに生まれ、中国を経て、約千年前に日本にやってきました。私たち日本人の生活に身近な言葉や文化にも深く影響を与えています。海外からの興味や関心も高いとは思いますが、改めて説明するのは大変難しいのが実情です。本講義では、禅とは何か、どういう特徴があるのか、他の宗教や宗派とどのような違いがあるのか、日本の文化にどういった影響を与えてきたのか。なるべく平易な言葉を使いながら、基本的なことからわかりやすく解説していきます。
1 禅とは何か
「示す」と「単」という二つの言葉からなる。
・Sジョブズ シンプル性を理解
・実践・体験
2 不動心
・不動心は、なにもしなくてじっとしていることではない。流れる水流でなお、不動でいるためには、上流に向かってこぎ続ける必要がある。
3 禅の修行
・3年間 3時起きでスタートする修業
4 公案
・朝夕2回 答えは、教えられるのでなく、自ら考える。その内容は、公開できない。
5 典座
・料理づくりも修業。飯炊きも難しく失敗する。しかし、失敗しながら学ぶことで、本当の力が身に着く。
6 庭
・植物がない庭を「庭」と呼べるか?
・龍安寺は、松山大耕氏の弟がご住職である。ご住職自らが庭を手入れする。まっすぐ砂紋を引くことは、丸く引くより難しい。
7 道
・弓道、茶道、華道、書道、剣道など、道は禅宗に基礎を持つ
・欧米との違い 精進料理とベジタリアンの違い マインドフルネスを例に説明
8 世界の宗教と比較して
・ヒンズー教
・隠れキリシタン
・イスラム教
京都で620年前に建立された臨済宗の大本山・妙心寺・退蔵院。公案の代表例である「瓢鯰図」で有名と言えば、誰もが知る退蔵院の副住職、松山大耕先生にお越しいただき「禅とはなにか?」を教えていただきました。
「禅とは、示(しめすへん)と 単が示すように、Simpleを表す言葉である」、
「不立文字の教えで、何よりも実践を重んじる」などの簡単なご説明から始められました。
その後、「禅にとって枯山水の庭の意味は?」「庭で曲線、直線を引くことの難しさ、なぜ難しいか?」など、ご経験を語っていただきました。
最後に、「日本文化への影響に関する禅宗と他の宗派との違いは?」「他の仏教宗派との違いを説明するには何を話せばいいか?」など、事前の質問に的確にお答えいただきました。
この様に、最後まで時間の経つのを忘れる充実した3時間でした。
このビデオでは、精力的に活動されておられる禅の求道者から生のお話をお聞きいただけます。是非ご覧いただき、ご自分のヒントを見つけてください。
90分の講義に続き、受講生から寄せられた質問に松山講師が答えてくださいました。A4版で6ページもの質問でしたが、所管外のものを除き丁寧にお話しいただけました。
また、当日は教室内やZOOM聴講生の追加質問にも、答えていただきました。
通訳案内士の多くが常日頃から疑問に思うことに対する回答が得られることと、思います。
1978 年京都市生まれ。2003年東京大学大学院 農学生命科学研究科修了。埼玉県新座市・平林寺にて3年半の修行生活を送った後、2007年より退蔵院副住職。日本文化の発信・交流が高く評価され、2009年観光庁Visit
Japan大使に任命される。また、2011年より京都市「京都観光おもてなし大使」。2016年『日経ビジネス』誌の「次代を創る100人」に選出され、同年より「日米リーダーシッププログラム」フェローに就任。2018年より米・スタンフォード大客員講師。2019年文化庁長官表彰(文化庁)、重光賞(ボストン日本協会)受賞。
2011年には、日本の禅宗を代表してヴァチカンで前ローマ教皇に謁見、2014年には日本の若手宗教家を代表してダライ・ラマ14世と会談し、世界のさまざまな宗教家・リーダーと交流。また、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するなど、世界各国で宗教の垣根を超えて活動中。
著書:『大事なことから忘れなさい~迷える心に効く三十の禅の教え~』(世界文化社、2014年)『京都、禅の庭めぐり』(PHP、2016年)『ビジネスZEN入門』(講談社新書、2016年)
1976年東京大学経済学部卒。都庁にて、都知事秘書、観光部部長等
NPO日本文化体験交流塾理事長。True Japan Tour(㈱社代表取締役社長、
観光庁「新たな通訳案内士制度のあり方に関する検討会」委員等
著書・論文:「ネットワーク時代の地球市民の生き方」(中央経済社)、「東京都 多様性に満ちた市民社会」 (駒井洋、渡戸一郎編「自治体の外国人政策」明石書店所収)、米国コネチカット州グリニッチ・タウンの地方自治」(都市問題86巻87巻1号)、「大都市における観光まちづくりの理論的な考察」(日本国際観光学会論文Vol.14)、「観光キーワード事典」(松陰大学観光文化研究センター編)、「国際観光ガイドの基礎知識」編著、Japanese
Culture Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ(以上、NPO日本文化体験交流塾)
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トクヒ)ニホンブンカタイケンコウリュウジュク
【一般公開動画の視聴期限】2021年12月31日
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