2013年4月のNPO日本文化体験交流塾(IJCEE)の外国人を対象とした築地、相撲、京都等「まち歩き」等の通訳ガイドや、寿司づくり、着物、茶道等の日本文化体験事業の実績は、約451万円となり、前年度の406%と飛躍的に増加しました。
これは、当交流塾設立以来のレコードであり、これまでの最高の2012年10月の230万円のほぼ、倍の実績となりました。
その要因として、2011年の東日本大震災と原子力発電所の事故というマイナスイメージから好転したこと、円安による訪日外国人の増加が挙げられます。この結果、JNTOの発表では、今年の3月は、訪日外国人は昨年の同期に比して、26.3%の増加となりました。
しかし、当交流塾の実績が4倍にもなったのは、単なる円安効果でなく、当交流塾の体験型プログラムやプライベートガイドが評価され、口コミなどで、高い評価を得られるようになったのだと、思います。
2013年 |
体験・ガイド事業実施回数 |
外国人人数 |
通訳ガイド・日本文化講師の実績(回・人) |
実施金額 |
年初から累積金額 |
月別対前年比 |
1月 |
18 |
67 |
35 |
550,750 |
550,750 |
295% |
2月 |
18 |
44 |
22 |
431,520 |
982,270 |
105% |
3月 |
38 |
386 |
81 |
1,773,190 |
2,755,460 |
270% |
4月 |
131 |
439 |
320 |
4,509,669 |
7,265,129 |
406% |
当交流塾を反省すると、こうした急激な変化に対応できず、解決すべき課題も見えてきました。
第一に、通訳案内士の不足です。特に、関西地域のフランス語の通訳案内士が不足しています。また、東京では、複数の地域を長期に旅する外国人を対象としたガイド、「スルーガイド」が不足しています。
これに対応するには、研修のバリエーションを増やすなど、当交流塾所属の通訳案内士のスキルアップが必要です。また、当交流塾の魅力を知っていただき、新たな通訳案内士の入会を促す活動も必要です。
第二に、事務局スタッフが不足しています。これに対応するため、4月から、英語の通訳案内士である伊藤映子さん、永井三恵さん、フランス語の磯辺あすかさん、ドイツ語の岸本玲子さんがスタッフとして、運営に参加することになりました。
今後も学生インターンの勧誘など、積極的に取り組んでいきます。
第三に、受付システムの問題です。現在の1件ごとの問合せに手作業で返事する方式は、効率性において、限界があります。
今後は、申し込みシステムの改善を検討していきます。
事業実施回数 |
体験した外国人等の人数 |
従事したガイド・日本文化講師の回数 |
実績金額 (円) |
IJCEE収入実績(円) |
|
1月 |
7 |
22 |
9 |
186,900 |
117,220 |
2月 |
10 |
340 |
37 |
409,640 |
409,640 |
3月 |
14 |
73 |
28 |
656,560 |
656,560 |
4月 |
53 |
149 |
72 |
1,110,439 |
1,066,529 |
5月 |
32 |
222 |
48 |
1,442,980 |
1,317,930 |
6月 |
24 |
84 |
37 |
1,187,740 |
1,193,200 |
7月 |
21 |
167 |
71 |
943,100 |
943,100 |
8月 |
49 |
112 |
55 |
917,370 |
899,370 |
9月 |
28 |
230 |
52 |
794,300 |
786,300 |
10月 |
114 |
634 |
113 |
2,343,885 |
2,304,890 |
11月 |
49 |
89 |
48 |
1,033,910 |
967,910 |
12月 |
60 |
221 |
64 |
1,534,370 |
1,390,370 |
累計 |
461 |
2,343 |
634 |
12,561,194 |
12,053,019 |