「禅と中世日本文化 アドバンス」 新シリーズについて 【第4回、第5回、第6回 募集中】
【第1回】禅と日本文化 総論【第2回】禅と武士道【第3回】千利休の「侘び」と「数寄」
【第4回】世阿弥の「花」と「幽玄」【第5回】樂茶碗と国宝茶室待庵の中の宇宙
【第6回】能面と能装束に宿る日本美
平安~戦国期までの中世に確立された能・茶道、日本建築等に見られる独自の価値観・精神性・美意識は、日本の歴史と文化の基礎となっており、通訳案内士はこれらを自分の言葉でしっかりガイドできるようになる事が求められます。
本シリーズでは、古典翻訳家で日本文化に大変お詳しい水野先生が、映像・スライド・実演等、豊富な視聴覚資料を使って、日本文化の価値観・精神性・美意識を分かりやすく解説します。
第六回、本研修最終講は、日本美術の結晶である能面と能装束を体系的にご紹介。
「能面のような」とは、今日、表情が乏しいことを表す否定的な形容句かもしれません。しかし実は、中間表情とよばれる静的な能の女面こそ、ドラマティックな表情変化を内在する最高レベルの木彫芸術。
現在ブームとなっている仏像とならび、能面はかつて世界の美術コレクターが、競って入手しようとした日本を代表する彫刻芸術作品なのです。
本講座では、能面の種類と使用曲をわかりやすく整理し、美術品であるとともに、道具としての能面のすばらしさを実感することが狙い。
また、源氏物語の高貴な女性が、まるで現代によみがえったかのような、能装束もあわせてとりあげ、中世の日本の美にアプローチする実践集中講座としました。
・7月31日(火)10時~12時
【平日料金】
・会員 3,800円、一般 4,800円
・定員:40名
・能面の歴史と歴代の能面作家
・能面の種類と使用される曲紹介
・重文・国宝級の能面名作鑑賞
(休憩15分)
・能装束の歴史、種類、着付け例
・装束が暗示する、特殊な演出効果
・質疑応答
・水野先生作成の資料を配布します。
◆水野聡氏
コピーライター、マーケティングプロデューサー、古典翻訳家。
能、茶道、日本庭園、武士道、俳諧、禅など日本の中世の芸道、美学、精神文化を専攻。これら古典名著を現代語訳にて執筆、発刊しています。
オフィシャルホームページ【言の葉庵】では、自著を中心に千利休、世阿弥、一休宗純、宮本武蔵、松尾芭蕉等の名言名句を解説、紹介。いにしえの偉人、達人から、今日本人として美しく、強く生きるための知恵を学び、広く普及させるため、全国カルチャーセンターにて各講座を開講している。古典名著により親しむための丸秘原典読解教室も展開中。
著書に「強く生きる極意 五輪書/宮本武蔵著 水野聡訳(PHPエディターズグループ2004.8)」、「現代語訳 風姿花伝/世阿弥著 水野聡訳(PHPエディターズグループ2005.1)」、「南方録 現代語全文完訳/南坊宗啓著 水野聡訳(能文社2005.12)」、「葉隠 現代語全文完訳 山本常朝/田代陣基著 水野聡訳(能文社2005.12)」等がある。
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