12月12日(金) 瓜生中先生と行く京都 第1日「日本建築の源流」

江戸時代の武家づくり建築、現在、日本家屋の原型となった、書院づくり建築や、茶道などの最高の日本建築の様式となった数奇屋づくりなど、日本建築の源流を探ります。全体日程と3日一括申し込みは、こちらからお願いします。

 

2014年12月12日(金) 9時30分~17時30分 満席

京都・奈良研修第1日 日本建築
¥11,000
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京都駅・新都ホテル前集合
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10:15 下賀茂神社

京都の最も古く、格式高い神社で、神社の基本を学びます。明治初年、全国の神社の代表として、官幣大社の首位におかれ、二つある本殿は、いずれも国宝である。徒然草で有名な吉田兼好は、本神社の神官である。また、「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、ひさしくとどまりたる例(ためし)なし。」の書き出しで有名な鴨長明も本神社の神官である。

11時30分 銀閣寺

観音堂(銀閣)と東求堂ともに、国宝。書院づくりの代表例で、のちの武家造りに繋がり、日本建築の原型となる。日本の建築史上は、金閣寺より大きな意味を持つと思う。

14時30分 西本願寺・飛雲閣・書院

浄土真宗の総本山、西本願寺には、阿弥陀堂、御影堂、唐門など多数の国宝建築物がある。とりわけ、飛雲閣は、豊臣秀吉が作った聚楽第の遺構であり、桃山時代の建築の代表である。数寄屋風書院づくりの代表である。金閣寺、銀閣寺と並び、京都3名閣の一つであるが、一般開放されていない。今回は、特別の拝観許可を得ており、本研修会のハイライトである。

16時15分 知恩院

浄土宗の総本山。特に、国宝の三門は、入母屋造本瓦葺で、高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚。その構造・規模において、わが国現存の木造建築として最大級の二重門である。

講師紹介

講師紹介:瓜生 中(うりゅう なか)1954年、東京生まれ。早稲田大学大学院修了(東洋哲学専攻) 

インド哲学、仏教思想、中国思想、日本思想に及ぶ該博な知識を駆使し、仏教・神道などに関する執筆、講演活動に従事する。美術史的知識にとどまらないその仏像講座は、ほとけの心に迫るものとして好評を博す。NHK文化センター、などでも普及活動。

著書:「知っておきたい日本の神話」「知っておきたい仏像の見方」「古寺社巡りの楽しみ-歴史と建物の鑑賞ハンドブック」「仏像は、ここを見る」「大雑学-日本の神々など」「知っておきたい日本人のアイデンティテイ」「古建築の楽しみ方」「呪術と占いの日本史」「日本神道のすべて」「知っておきたい我が家の宗教」「あなたを守る如来と菩薩と明王が分かる本」「やさしい般若新経」(角川書店ほか)等多数

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